落合陽一の家族 | 祖父は官僚、父落合信彦、著名空手家、レディガガ主治医、嫁MBA、息子の逆境

落合陽一の家族 | 祖父は官僚、父落合信彦、著名空手家、レディガガ主治医、嫁MBA、息子の逆境

『現代の魔法使い』と呼ばれる落合陽一さん。

news zeroやサンデージャポンのコメンテータをされているので、ご存じの方も多いかと思います。

数々の実績だけでなく、「カレーをストローで飲む」などユニークなキャラクターも人気です。

そんな落合陽一さんですが、ご家族もかなりユニーク。

落合陽一
落合陽一

父と母はいつもサングラスで一度だけ授業参観にきたときはマフィアみたいで怖かった

  • ひいじいちゃんは、茶道・華道の先生で家に茶室あり
  • 祖父は元官僚
  • 父は作家で国際ジャーナリスト落合信彦
  • お母さんはテレビのプロデューサー
  • 叔父さんは有名なブルース・リーの映画に出演
  • いとこはレディ・ガガの主治医
  • 奥さんは水川あさみ(似)MBA取得
  • 息子は逆境があったが、克服し英才教育中(インスタに度々登場)

ご家族を知ると天才・落合陽一の成り立ちが見えてきます。

ひいじいちゃん

茶道と華道の先生をしていたそうで、今でも家に茶室があるそうです。

落合さんの作品には茶室を現代的ににアップデートしたものもあり、作品に影響しています。

祖父

元大蔵省の官僚で、その後税理士になりました。

両親が忙しかったため、奥さん(祖母)と共に孫(陽一少年)の面倒を見ることも多かったようです。

8歳の時に40万もするパソコンを買ってあげたのもこのおじいちゃん。

さすが元官僚、太っ腹ですね。

後の落合さんの活躍を考えるとこの決断は物凄く大きなキッカケとなりました。

ただ、天然の落合陽一さんはこんなエピソードを披露しています。

僕が小さい頃、「デジモン」を飼ってたんです。そういうゲームがあったんだけど、わかるかな。あるとき、デジモンが死んじゃったの。それで俺は泣いた。たまたまその次の週に、おじいちゃんが亡くなったんだけど、涙は出なかった。おじいちゃんとは割と仲良しだったんだけど、デジモンの死のほうが泣けたんだ

人は死ぬのは当たり前、だからすんなり行った。でもデジタルが死んだとき、当時の僕にとってはリアリティとともに悲しみがあって準備できてなかった。きっと皆さんにもそういうことはあると思います。もちろん人によりますよ。こちらに悲しみや喜びの感情をもたらすのは、相手との関係性の深さですよね。デジタルがその深さを持ちうるかどうかといえば、きっと持ちうると思います。

週プレNEWS 落合陽一が学生たちに語った「モチベーション」の話【後編】

おじいちゃん.....(涙)

祖母

旦那さん(祖父)と共に少年時代の落合さんの面倒を見ていました。

給食が嫌いな、陽一少年を保育園に迎えに行き、家で大好きなシーフードピラフを食べさせていたんだとか。

天才を生み出した「好きなようにのびのび育てる」を実践した人です。

父親・落合信彦

1987年頃発売されたアサヒスーパードライのテレビCMの初代キャラクターに起用され、ヘリで登場などダイナミックな演出が話題になりました。

130冊以上の書籍を出している売れっ子作家です。

作品は、フィクション、ノンフィクション問わず世界を舞台にしたスケールの大きい話が多く、また自身の経歴エピソードが凄すぎることから、その真偽が話題になることもしばしば。

落合信彦
落合信彦

エクアドルで10万バレルの油田を掘り当てた

1942年浅草の出身で両国の定時制高校卒業後、1961年に奨学金を得て、米国ペンシルベニア州のオルブライト大学に留学します。

兄と空手道場を開き、のちのCIA関係者などの人脈を築き、友人とエクアドルで10万バレルの油田を掘り当て大成功。

1973年、作家活動に専念するために日本に帰国、大ベストセラー作家となります。

そして、45歳になった1987年、待望の息子・落合陽一さんが誕生。

家庭での落合信彦

落合信彦さんは子供を子供扱いしない人でした。

「安部の事をどう思う」など質問し、納得いかない答えだと怒りだす事もあったとか。

また、本を書き始めると10日くらい話しかけちゃいけないなど、落合信彦ルールがありました。

アメリカで長く生活していたことから家でも英語で話す事が多く、大学時代には、英語の論文の書き方を教えてくれた事もあったそうです。

逆に、アメリカ生活が長すぎて「お世話になっております」などの日本のビジネスマナーは苦手。

この父親の強烈な個性が、天才を作り上げた一因となっています。

また、進路にも大きな影響を与えています。

小学生の多感な時期から「落合信彦の情報の信憑性」について疑惑がありました。

その影響で「父親とは違う道を」と理系の道に進むキッカケになっています。

最近の親子関係

情熱大陸でスタッフに父親のようになりたいと思ったと問われ

「いやないね」

とあっさり答えていますが、親子関係は良好なようです。

別のインタビューでは、次のように答えています。

落合陽一
落合陽一

お父さんは面白くて好き、父親らしくとかマウントを取ろうとしないで、自然に接してくれるのがいい。

ワイン好きで、実家に帰るとシャトーマルゴーが出てくるのだとか。

落合さんは時間ができたらワインを作ろう思っていて、その理由はお父さんに飲ませたいから。

いい話ですね。

落合陽一と母

母親も大学卒業してからずっとアメリカで生活、英語が堪能で、両親からは英語でしかメールをもらったことがないそうです。

外資系航空会社で客室乗務員をしたのち、衛星放送会社で社長兼音楽プロデューサーをしていたバリバリのキャリアウーマンでした。

音楽系の仕事の関係で、家の電話をとると小澤征爾や3大テノールのドミンゴとかバヴァロッティが出ることもあったとか。

落合少年
落合少年

なんか声のいい外国人だな

多忙でしたが、習い事の家庭教師の手配やたくさん本を買ってあげるなど、落合陽一さんの教育には熱心でした。

帰宅はいつも陽一少年が寝入るころでしたが、数少ない団欒では「あなたなら絶対できるわ。自信をもって」など温かい言葉をかけてくれました。

ちなみに、落合陽一といえば「ヨウジヤマモト」の服ですが、 着始めは母の紹介だそうです。

クールな両親ですね、父と母はいつもサングラスで一度だけ授業参観にきたときはマフィアみたいで怖かったそうです。

叔父の落合秀彦さん

叔父の落合秀彦さん

叔父の落合秀彦さんは、父・落合信彦のお兄さんです。

1962年、弟信彦さんが渡米した1年後、追いかけるように同じオルブライト大学に留学します。

時代はちょうどアメリカで空手ブームが到来した1960年代前半で、落合兄弟は幼少の頃よりやっていた空手を指導し始めます。

落合秀彦さんは、現役時代に全米空手選手権で五回連続優勝するほどの実力者!

アメリカでは空手流派のうちの一つ和心流を創立した人物として有名で、アメリカ老舗の武道雑誌「Black belt」の表紙を2度飾っています。

叔父の落合秀彦さん、アメリカの雑誌の表紙を2度飾る

ブルース・リーの映画に出演していた(スタッフロールに名前あり)などなど、弟同様伝説を持っている方です。

「ブルース・リーにヌンチャクを教えたのは、落合秀彦さんである」なんてのもあります。(※諸説あり)

息子は、デレク・オチアイさんです。

落合陽一さんのいとこ・デレク・オチアイ

落合 秀彦さんの息子で、落合陽一さんのいとこ。

父親から空手の才能を受け継ぎ、全米空手選手権で二度優勝しています。

ちなみに落合陽一さんも小さい頃から空手をやっていて2段です。

スポーツ医学と関節鏡手術専門の医学博士で、レディー・ガガの主治医を務めたことで有名。

落合陽一の妻・美帆さん 

奥さんの美帆さんとは、2016年7月、落合陽一さんが28歳の時に結婚しました。

落合さんが登壇するイベントのスタッフとしてお手伝いをしていた事がキッカケで出会います。

美帆さんその時の落合さんの印象を次のように語っています。

「初めて会ったときはすごく孤独そうなさみしそうな人っていうか、小動物がおびえながら嵐の中で闘っている感じに見えた」

1歳年上の姉さん女房で、ちょっと世間ズレしている落合さんをサポートできるしっかりした方のようです。

  • MBAを持っている
  • 英語喋れる
  • 免許がない落合さんの代わりにデートでは運転
  • 旦那が婚姻届けをかなりテキトーに書いていくつも修正箇所があったが、予備用紙を準備するなどカバー
  • 結婚式の準備は奥さんが先導して行った

ただ、落合さんの30歳の誕生日にプレゼントした服がヨウジヤマモトの黒字に赤で「TO OLD TO Die」と書かれた服

インタビューでは、

ディレクター
ディレクター

落合さんの難しい話に良く対応できていますね

落合美帆
落合美帆

半分聞き流している

奥様も少し変わっているようです。
 
2017年4月に、男の子を出産。

ほぼ1年後2018年11月には、第二子となる娘さんを出産しています。

息子

2020年4月で3歳になった息子さんは落合さんの子供のころにそっくりです。

生まれつきの障害について

息子さんは、口唇口蓋裂という500人に1人くらいの障害を持って生まれました。

それを知った時、いつも冷静な落合さんも2~3時間パニックになってしまいます。

調べていくうち、手術で治るものだと分かり落ち着いきましたが、かなりショックを受けました。

その時の経験から、息子さんの患部が治っていく様子をインスタグラムやTwitterにアップし、世間に公表しています。

「検索可能になっていると嬉しい人もいる。少なくとも僕がグーグル検索したときにそれが出てきたら、ああなるほどな、ありがとうって思っただろうし」

(中略)

「風邪をひいても治ることが分かっていれば障害じゃないし、近視だって眼鏡かければ障害じゃない。そういう観点で、どういう対処法があるか知らないから、みんな差別したり文句言ったりする」

excite.ニュース 落合陽一、news zero動画で口唇口蓋裂の息子への思い語る「外から何か言われても2人で受け止めればいい」
落合陽一
落合陽一

知っていれば別に大したことじゃないんじゃないかなと思うんだよねえ

素晴らしく、立派な考えだと思います。自分の身に置き換えて考えるとなかなかできる事ではありません。

もちろん、お子さんの写真をSNSに書くリスクはありますが、「親が治ると思っているなら、外から何か言われたとしても、それは僕と子どもの問題なんで、2人で受け止めればいいのかなと思うんですよね」との考えとのこと。

落合陽一
落合陽一

弊息子に関しては,親のエゴと社会性だから後で了承を取るしかないんだけど。

落合さんの息子ならきっと理解してくれる、むしろそんな父親を誇らしく思うでしょう。

独特の教育

別記事「落合陽一への天才教育と落合信彦の名言【子ども扱いしない、自由、褒める】」でまとめていますが、落合陽一さんは特殊な家庭環境の中で、独特な・この現代を生きる上では最適な教育を受けてきました。

落合陽一さんも落合家の教育を継承しつつ味付けし、息子に独特の教育を施しています。

  • 産まれた日にスマホをプレゼントした
    ⇒検索するのが当たり前の社会、IT機器にもどんどん触れさせるべきとの考え
  • 7か月からロシア語のYouTubeを見せている
    ⇒ロシア語は発音の周波数帯が広く、いろいろな言語を話すうえで役立つから
  • 複数の言語、ロシア語と英語と中国語を学ばせたい
    ⇒物事を深く考えるためには、言語が2~3個わかると重要
    例えば、英語にしてラテン語にしてから考える、そのようにすると物事を深く批判的に考えられる。
  • 0歳児からアンダーワールドとケミカルブラザーズを聞かせている
    ⇒踊れる人間にしたい。チェインスモーカーが好きらしい(他の曲だと泣くから)
  • ロボホンを与えている

落合さんは、落合家の教育のおかげでロジカル+感覚両方を併せ持つ自分ができていると考えています。

ロジカル:
親父・落合信彦に説明のない言葉を放り込まれるので、考えるようになった。あとけちょんけちょんにされるから。調べて準備するようになった。

感覚派:
親父・信彦はこっち、ロジックが抜けている、勘、大局観。遺伝かな。また幼少期から音楽・絵などの専門家家庭教師から学べた。

自分がそうだったように、何事にも疑問を持ち、ロジカルに考えれるように育てたいそうです。

父信彦さんと一緒で、多忙のため家族の団欒も週に数えるほど、家でもたわいもない話ではなく「対象の問題とその答え」のような会話しかしないそうです。

落合陽一
落合陽一

菅義偉についてどう思う?

ただ、やはり幼少期に寂しい思いをしていた経験からでしょうか。

最近は、息子さんと一緒に過ごす時間を増やしたいと出張に一緒に行くようにしているとか。

それでも、泊まるときには部屋をふたつ取り、集中モードに入ったときに作業できる空間を確保しているのだそうです。

SNSにはよく息子さんの写真がアップされていて、溺愛ぶりがにじみ出ています。

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Xmas Dinner #leica #tokyooldlens

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2018年、息子さんが2歳ごろの雑誌の対談では、(嬉しそうに)こんなエピソードを披露しています。

落合:息子はスケベで炭水化物が好きなオッサンですね。

経沢:!?

落合:女の人を見つけるとずっとその人ばっかり見ているし、あわよくば寄って行って話しかけるんです。「すげぇなお前!」って思います。

経沢:どっちのDNAですか?(笑)

落合:僕じゃないと思いますよ(笑)女の子見つけるとすぐに走っていくから、積極的ですよね。

KIDS LINE 家庭で身につけさせるべき、「佇まい」とは?ー落合陽一さんが語る、AI時代の子育て論

娘さんについて

2020年11月で2歳になる娘さんについては、女の子ということもあるからか、あまり語られていません。

ただ、可愛いツーショット動画がインスタに公開されていました。

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#heymusuko

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子供達には自分で考えられるようになってほしく、どうしても集団に合わせる事を強いられる事から、2人とも幼稚園には通わせたくありません。

ただ奥さんには反対されているそうです。大変だ。

最後に

落合陽一さんが子供への教育で一番大事にしていることは、「佇まい」だそうです。

言いかえるとオーラ・所作・「やるべきことをやっている」雰囲気が常に漂っているかどうか。

コミュニケーションが少なくても、日常のあらゆる場面で、「自分にはやるべきことがある」という思考に基づいて、安定感や優れた集中力をもって行動できているか。

子供は親から「佇まい」を感じ取れれば、「あれやりなさい、これやりなさい」と無理強いしないでも子供は多くの事を学んでくれる。

ご紹介したように、落合さんの一族には、ユニークで世に広く知られている人が多いのですが、その秘密はこの引き継がれる「佇まい」にあるように思います。

落合陽一は誕生するべくして誕生したのです。

本記事ではご家族の話ですが、落合陽一さん本人の天才っぷりについては、次の記事でご紹介しています。

また、愛すべき行動については次の記事をチェックしてみてください。

(おしまい)

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