「人間が死ぬときの後悔TOP5」
これは、長くても余命3ヶ月という緩和ケア病棟で働いていたブロニー・ウェアという女性介護人の著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』で紹介されているものです。
人は死の間際に何を思うのか、TOP5より見ていきます。
5.もっと自分の幸せを追求すればよかった
世間の常識にとらわれ、自分の人生を楽しめなかった。
もっと自分に素直になり人生を楽しめば良かった。
そのように後悔する人が多いそうです。
4. もっと友達を大切にすればよかった
大切な友達と再開できないまま最後を迎える事を後悔する人が多かったそうです。
もっと頻繁に連絡を取っておけばよかった、会いに行けばよかった。
死の前ではお金も地位も意味をなしません、そして友達との関係に時間を割かなかった事を後悔するのです。
3. もっと自分の感情を表に出すべきだった
我慢して言いたい事を言わなかった。
どうせ死ぬなら言いたい事を言っておけばよかった。
伝えたい思いを伝えずに後悔する人や不満を自分の中に溜めこんでしまった結果、病気になってしまう人も多いそうです。
2.仕事に注力しすぎた
ほとんどの男性患者がこのことを口にしていたそうです。
男性だけと言うのは時代背景もあるでしょう。
最後が近づくと自分の子供が幼かった頃やパートナーとの関係を懐かしむ人が多く
「家族のために仕事をしていると思い込んでいたが、本当にそうだったのだろうか?」
「あんなに仕事をしないで、もっと家族との時間を大切にすればよかった」
と後悔するのです。
1.他人の期待に従って生き過ぎた、もっと自分らしく生きればよかった
これが第1位です。
死の間際、「人はもっと自分のやりたいように人生を生きればよかった」と後悔するのです。
自分がそうであるように、他人の事など覚えていないことが、ほとんどです。
他人は自分で思うほど自分のことは見ていませんし覚えていません。
最後になってやっと、他人の言葉や人の目などは気にする必要がない小さな事だったと気付くのでした。
真に大事にするべきは「自分がどうしたいか」なのです。
自分の夢を半分も実現できなかったと感じる人が大半のようです。
おまけ 子どもを育てればよかった
この記事をまとめるに類似の本などを調べると、たいてい上記のTOP5と同じような物があげられていました。
その中で目を引いたのが「子どもを作っておけばよかった」死ぬ間際、やはり生きた証として子供が欲しかったと思う人が多いようです。
逆に「子供はいらなかった」と言う人はいないそうです。
最後に
本書の最後で仏陀の教え「頭は答えを知らない。心は質問を知らない」にふれています。
人は頭で考えると世間体やシガラミを気にして自分が本当に求める答えを出せません。
心で答え行動できれば、ここであげたような死に際の後悔はなくなるのではないでしょうか。
「死ぬ間際になりようやく心に質問できた」では少しさびしいですよね。
このままでは後悔しそうと感じている人はチェックしてみてください。
蛇足ですが、私の考える自分の本当に大切なことに気づくための3つの質問をご紹介します。
- 明日から学校にも会社にもいかないで、好きな事をしていいと言われたら、何をしたいですか
- 自分の葬式の弔辞で何と読まれたいですか
- 自分が交通事故にあったときに、看病をしてくれるのは誰ですか
上から順番に次のものをあらわしています。
①貴方が本当にやりたい事
②あなたの目標
③あなたが誰よりも大事にすべき人
(おしまい)