株式投資の格言と偉大な投資家の名言20選【バフェット、本間宗久からcisまで】迷言もあり

株の格言

株や投資の世界には、先人の残した様々な格言や名言があります。

ここではそんな言葉たちを解説付きでをご紹介します。ためになる系の他に息抜き的な迷言もまじえております。

では、さっそく見ていきましょう。

一つの篭に卵を盛るな

これは、分散投資を進める格言です。

投資を1つの銘柄(分野)に集中してしまうと投資の成績がその銘柄の影響を受けすぎてしまうため、株であれば様々な業種の様々な銘柄に分散投資しなさいとの意味になります。

大きい意味では株だけでなく、貯金 (国内、海外) 、国債(国内、海外)、不動産など様々な形で資産運用をすべきだとの意味になります。

一つの篭に卵を盛るな

ただ、長期投資で世界的に有名なウオーレンバフェットは徹底的に調べ惚れ込んだ銘柄への集中投資を実施し、成功しています。

しかし個人投資家でそこまで確信を持てる調査をできる人は稀ですし、どんなに優良銘柄でも事故や事件、国の政策などの影響で一夜にして状況が変わることがあります。

やはり、分散投資が無難と思われます。

休むも相場

売買だけでなく、ポジションを外して休むことも投資では必要との格言。

そうして機会を見てチャンスに参加すればいいとの意味です。

ただ、難しいですよね。相場を見ていると買いたくなっちゃうのが人情です。

いったん株辞めるくらいの覚悟でないとなかなか休めません。

しかし、その効果が抜群である事を私は知っております。

ぜんぜんわからない 俺たちは雰囲気で株をやっている

これは、投資漫画「インベスターZ」を元ネタにしたパロディー漫画でのセリフで、汎用性の高さからネットでは有名なセリフです。
「株って……雰囲気でやっていいのか!」という主人公のセリフが続きます

引用元 https://orekabu.jp/bakakabu/

『オモコロ』で有名なバーグハンバーグバーグの運営するメディアが協力した企画です。

ただ私、このセリフを笑えないんですよね。

実は雰囲気で投資やっている人多いんじゃないかなあ......

ネタ元の 「インベスターZ」 は、モーニングで2013年から2017年まで連載されていた作品で楽しみながら投資の世界に触れられるのでお勧めですよ。

本リンク:インベスターZ コミック

相場を動かすのは、旗(株価)でもなく、風(材料)でもなく、それを見ている人の心

「相場の神様」として有名な本間宗久の言葉です。

宗久が、曹洞宗海晏寺で「非風非幡」(ひふうひばん)の公案を課せられた時のことです。

二人の僧が旗(幡)の動くのを見て言い争いをしていました。

一人は「旗が動いている」と言い。
もう一人は「いや風が動いているのだ」
と言って、互いに譲りません。

その時、六祖が現れて、「旗が動いているのでもない、風がいているのでもない。あなたたちの心が動いているのだ。

つまり相場も株価や材料ではなく、人の心が動かしているのだと言う事です。

今日の相場格言もほとんど宗久の言葉がもとになっていると言われています。

人の行く裏に道あり花の山

いわゆる逆張りの進めです。株価がダダ下がり世間がダメだと言っている時に逆に買い集めておけば、儲けられるとの意味です。

人の行く裏に道あり花の山

私もこの理論に従い、儲けられました。ただ、逆の格言も結構あります。

  • 下手なナンピン大怪我のもと
  • 落ちてくるナイフはつかむな

ちなみにナンピン(難平)とは、持っている株が下がった時に買い増しすることです。

街のあちこちで通りが血に染まっているときこそ、買いの絶好のチャンスだ

これは、 ドイツ出身のイギリスの銀行家ネイサン・ロスチャイルドの名言です。

破産者が続出し、みんなが絶望して「やはり投資などなどやるべきでない」と思っている時こそチャンスなのだと説いています。

通常、暴落時に比較的軽症だったときに活かせる言葉です。

しかし、投資に取りつかれるとジェシー・リバモアのように自分も大けがをして大量出血していても、買いのチャンスととらえられる人もいます。非常に危険ですので一般の人は真似しない様にしましよう。

5月に株を売れ=Sell in May

5月に下がり、6月以降9月までは調整期に入るパターンが多いことから言われるようになった言葉。

ただ、他の格言もそうであるように毎回そうであるわけではない。

ふくたろう先生の名作はっておきます。

頭と尻尾はくれてやれ

株をやっているとどうしても底で買って最高値で売りたいと考えてしまいます。

ただ、そういう気持ちでいると、買わないうちに株価はぐんぐん上がっていってしまったり、もう少し上がるまで売らないと見ているとピークアウトして下げトレンドになってしまうなど失敗しがちです。

そんな先人達の失敗を元に頭と尻尾をあきらめるくらいの気持ちで早めに手を打ちましょうとの意味です。

投資する前にその銘柄の買う金額、売る金額を決めてその時決めたルールに従って売買するのがいいようです。上がって来るとつい目標を上方修正してしまいますよね。

そうするといつまでたっても売れなくなって機会を逸してしまいます。

トレーディングツールには、この価格になったら買い注文を出す、何%下がったら売るなどの自動売買機能が付いていますから、それを必ず設定するというのもいいですね。

麦わら帽子は、冬に買え

夏に使う麦わら帽子は冬には需要がないためお店にも置かれないですよね。しかし株で言うとその誰も見向きしない時こそ、買うチャンスだと言っています。

そして夏(上げトレンド)が来た時に、見向きもさえなかった麦わら帽子が高値で売れるのです。

麦わら帽子は、冬に買え

ウオーレンバフェットの名言

  • 分散投資は無知に対するヘッジだ。自分で何をやっているかわかっているものにとって、分散投資はほとんど意味がない。
  • バークシャーが買いを入れるのは、他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときです。
  • 株が下落したときに売ってはいけない。むしろ買うべき

これらは、長期投資で有名なウオーレンバフェットの名言です。

投資家は惚れ込み一度その会社の株を買ったら一生持ち続けるべきと言うのが基本方針です。たまに売っていますが。

成長企業の株を安い時に沢山仕込み、それを長期的に保持して株価事態の上昇ももちろんですがその配当金により、元本を超えて利益を得ています。

一時、バフェットのやり方は古臭いなどと言われた時代もあったようですが、色々な投資家や投資理論が淘汰されていく中で長年トップで居続け、再評価された偉大な方です。

≫ウォーレンバフェットの10の失敗から学ぶ投資の極意【投資の神様の後悔】

経済や金利の予測はする必要はありません。当たらないからです。

著名投資家ピーター・リンチさんの名言です。経済の先行きやこの先相場がどう動くかなど誰も分からないのだから無駄だ。

投資する企業が価値があるものか、価格は適切かだけに注力すればいいとの意味が込められています。

長期的にはこの通り企業の評価通りに株価は動くと思いますが、短期的には相場全体の流れが影響してくるわけで、そういった意味でも個人投資家は長期でやるのが無難なようですね。

投資信託やファンドを背負っているファンドマネージャーは半期やクオーターなど短期に結果を出す必要があります、「時間」だけは個人投資家の味方です。

経済や金利の予測

何時いかなる時もその状況における最善の一手を打ち続けるのみ

こちらは、現代の偉大な投資家cisさんの名言です。cisさんは短期の売買が得意な方です。

某掲示板で、議論している時です。

「cis、麻雀だって流れが悪い時はまず上がることだろ 」との発言に対して

cis
cis

流れって何?
俺は何時いかなる時もその状況における最善の一手を打ち続けるのみですが。

しびれますね。

≫cisの投資の極意【値動きに順張り、材料に逆張り、仮説を立てる】

おっすおら損五億

cisさんがライブドアショックで5億円損した時に、2ちゃんねるの掲示板に投稿した言葉がです。

本人いわく、「一億の価値のある言葉」だそうです。

噂で買って事実で売れ

株価は市場で噂の段階であがります、ただ企業からの正式発表など「事実」となると材料出尽くしで下がることが多いものです。

ただ、インサイダーは犯罪ですからね。

インサイダー取引

未公開情報を不法に共有・利用して証券市場取引を行い、情報を持たない投資家に損害を与える犯罪的行為

金が人生の全てではないが 有れば便利 無いと不便です便利のほうがいいなぁ

詩人であり書家である、相田みつをさんのお言葉です。

日本ではお金儲けは悪い事だと言われますが、現代社会においてお金があればいろいろな事が自由になるのは事実です。そこから目をそむけてはいけません。

痛い目にあったのはいつも、「自分の判断が正しいと自信を持ってゲームに臨める時にしか相場に入らない」という原則を守ることができない時だった

これは、ウォール街のグレートベア「ジェシー・リバモア」の言葉です。彼は人生で4度破産しています、そう聞くと説得力が増しますよね。

こんな言葉も残しています。

リバモア
リバモア

誤った時にすべきことはただ1つ、改めることだ

≫ジェシー・リバモアの生き様【1億ドルの利益を上げても破産した理由とは】

ジョージ・ソロスの名言

  • まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。

  • 市場は常に弱者、つまり確固たる信念を持たない投資家を完膚なきまでに叩きのめす。

  • うまく行っていない時、最初にすべきことは、投資額を減らすことだ。損失を取り返そうとしてはならない。投資を再開する時は、小額ではじめるのだ。

バフェットともに3大投資家の一人とされる、史上最強の投機家ジョージソロスの名言です。

ポンド危機で「イングランド銀行を破産させた男 」の言葉ですので重みが違いますよね。

≫ポンド危機でのイングランドの失敗【ラモント蔵相の致命的ミス】

ジャック・ボーグルの名言

ボーグル
ボーグル

干し草の山の中から1本の針を見つけ出そうとするな。干し草の山自体を買え。

ジャック・ボーグルは、バフェットも推奨する「インデックス・ファンド」を作りだした人です。

現在「大抵の人にとって最適な投資」として、もてはやされているこの金融商品は、当時の常識では「あり得ない金融商品」でした。

とにかく株式市場を全部買え。一旦株を買ったら、株式市場というカジノからは離れて、そのまま放っておきなさい。市場全体が入っているポートフォリオを永遠に持てば良い。インデックスファンドの役目はまさにそれだ。この投資哲学はシンプルで洗練もされている上に、ベースとなる数式は否定のしようがない。しかし、この規律を守ることは簡単ではない。

馬鹿にされても自分の信念を貫きと通す姿勢は勉強になります。

ボーグル
ボーグル

航路を守れ!

≫ジャック・ボーグルの名言と経歴 | インデックス・ファンドを作った男の挫折と栄光

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