【株の失敗談】必勝法を発見したと勘違いし退場

勘違いで失敗失敗しないための株式投資入門

こんにちは、管理人のさとるです。
世の中の投資系の情報サイトや本は「絶対に儲かる」や「必勝法」などの甘い言葉であなたを誘います。

ただ、このサイトの情報は本物です、実際に私が1ヵ月で資産を3倍にした方法をお教えします。

などと、情報商材購入やメールマガジンへの登録を促します。

また、

さとる
さとる

必勝法なんてそんなものはないと世間は言うけれど、自分だけは見つけられる

とつい思ってしまいます。この話は株初心者で700万円の損失という失意の中で、株の必勝法を見つけたと思いこみ、必ずもうかると投資し続けさらに失敗してしまった筆者の「体験談」です。

人は自分が苦労して編み出した投資ルールほど、過信しがちです。

そして上手くいって一度自信をもってしまうと、不測の事態が起きた時にそれを修正する勇気はなかなか持てないのではないでしょうか。

特に投資初心者の人は、もし自分が「必勝法を思いついた」と思った時は必ず疑い、うまくいかなくなった時に一旦中止できるようになってください。

もしくは中止の条件をルールに組み込んでください。

とは言っても大切お金がどんどん減っていっているような事態では平常心で居られず、間違った行動を取ってしまいがちです。

そこで、私の失敗談を見て疑似体験することで「その時」に正しい行動が取れるようになってください。

見てほしい人
  • 投資の初心者

  • 自分だけの必勝法を持っている人

関連記事 【初心者必見】株式投資で1,000万円失った管理人が綴る失敗談

株の必勝法

ラブドアショックで資産の半分以上をすっ飛ばし、意気消沈していた私はある時、株の必勝法を発見してしまいます。

名づけてプロジェクトV

この痛い名称は当時読んでいた漫画イニシャルDからインスピレーションを受けています。(注:名作イニシャルDの内容とは一切関係ありません)

その必勝法は次の2つの柱から成り立っていました

①同業種10銘柄の中で、当日一番下がって銘柄を翌日買う

当時、わたしは不動産株に着目して投資していました。

トレーディングツールのお気に入り銘柄に不動産関連の株をならべて毎日眺めていました。

そうすると次のようなことに気付きました。

  1. 不動産(同じ業種)の銘柄は同じような動きをする傾向がある

  2. 不動産全体が上がっている日に下がっていた銘柄は翌日は他の銘柄に比べて、良く上がっている(もしくは下げが少ない)

相場全体(TOPIX) の動きとは別に業種としてのトレンドがあり、そのトレンドから外れた動きをした銘柄は、翌日そのトレンドに追従するように動くのです。

この点から研究に研究を重ね、次のような「必勝法」を作りあげました。

  • 同業種の銘柄を10個選びグループを作る

  • その中で当日一番上昇率が低い(上がらなかった)銘柄を前日の引けで購入する

  • 買った銘柄は翌日の引けで売り、翌々日は翌日の一番上がらなかった銘柄を買う

楽天のマーケットスピードの10年分くらいの株価の初値、終値のデータをCSV出力し、エクセルでシミュレーションを重ねました。

その結果、10銘柄それも不動産で行うのが最も効率がいい事が分かります。

その効果は1年で資金が5倍、調子のいい年には20倍以上になるという夢のようなものでした!

マーケットスピード画像

これがある日の引け時の状態だとしますと、引けで8925アルデプロを買うということです。

②下げ相場は売りで入る

2番目はおまけなのですが、Aの手法を10年、20年の長期でシミュレーションすると負けないまでもトントンとなるような年もありました。

それはITバブル崩壊など相場全体が下り調子の時でしょうがないのですが、なんとか儲けられないかと考え付いたのが

下げ相場では売りで入る

というものです、そうすれば上げ相場でも下げ相場でも、いつでも儲けられる。大体頂点から30%位下落すると下げ相場入りのシグナル

株価の波

この買い売りのラインをひっくり返すとV字型なのでプロジェクトV(victory)です。これは実践されなかったのですが、まあアレですね。

おはずかしい…..

プロジェクトVの2つの穴

しかし、この理論は致命的な穴により成功しませんでした。

結果として上昇相場でもいまいち儲からず、下げ相場で大きく値を下げ、再起不能⇒退場となってしまいました。

その穴とは一体何だったのでしょうか。

そのひとつ目は

株の必勝法の勘違い

(ドーン)

何を言っているかというと上記の理論で前日の大引けには、翌日のために買う銘柄は決まり、大引けで成行注文をしていました。

しかしその金額も大きかったため、株価に影響を与えてしまっていたのです。
(買値を上げてしまっていた)

シミュレーションでは一日で数パーセントずつ溜まっていくはずの儲けが縮小し、結局儲かりませんでした。

同様にその日の大引けの売りも自分で値を下げていました。

選んだ10銘柄には新興っぽいものも含まれていたたため、私の取引の影響は大きかったと思います。

そして2つ目は、

株の必勝法の勘違い

現在ある沢山の銘柄の過去十数年のデータから分析をしていましたが、分析していたのは現在生き残ってた銘柄のみで、途中で情報廃止になったような銘柄は含まれていませんでした。

つまり、かなりの数の銘柄からシミュレーションしたつもりでしたが、結局都合のいいデータだけ集めて夢を見ていたのです。

大儲け

最後の場面はよく覚えています。

段々資産が少なくなり、それでも色々もがいていました。

ただ、損失も広がりその時買っている銘柄に最悪のケースを想定した損切り自動売り設定(一定の株価になったら自動的に売りを出す設定)をしていました。

ある日、酷く下げている日があり、通勤中携帯をずっと眺めていました。このままでは損切りの価格となってしまいます。

電車が地下に入り数分目を離した後、株価を検索するとさっきまでマイナス十数%だった株価が一気にプラス十数%に変わっていました

信じられない思いで見ていると2通のメールが来ていることに気付きました。

それは...自動売買で売り注文を出したシステムからの連絡メールとその約定を知らせる証券会社からのメールです。

株価は一旦大きく下がり、底を打った後に大きく上昇したのでした。

暗い地下道

目的の駅で降りた私はふらつきながら地下を歩きだしました。

勉強した時は、中長期投資なら安全と学んでいたのに、最終的に手をだしたのはデイトレード紛いの手法。

正に素人が知らない分野でよく分からないまま相場を張り大けがをしてしまったのです。

残金200万を切り、1,000万以上を株式相場に貯金(暗証番号不明)することになってしまいました。

世間的にはその後に来る2008年9月のリーマンショックこそ、投資による資産消失の危機だったと思うのですが、それを待たずに早々に株式市場から退場することとなってしまいました。

このようにして管理人はコツコツと貯めたお金の大半を株式相場に大きな勉強代として納めることになってしいました。

最後に

いかがだったでしょうか。なかなかヘビーな内容だったと思いますが、株の恐ろしさ伝わりましたでしょうか。

わたしとしても書いていて辛いし、お恥ずかしい内容なのですが、これにより不用意な投資により大切な資産を失ってしまう人が少しでも減ったらいいと思い記事にしています。

教訓

世の中に必勝法はない。特に素人が簡単に思いつくものがあるはずない

また、株式投資に絶対や必勝法がないということは、カテゴリ「失敗偉人伝」の裏テーマでもあります。

特にこの記事をみて、失敗は誰にでも起こりうるということを確認してみてください。

関連記事 ノーベル経済学賞の計算ミス|人の心を入れ忘れ|LTCM破綻

ここまで、脅すような記事を書き続けてしまいましたが、私は投資を止めたほうがいいとの意見ではありません。

むしろ若いうちに始めたほうがいいと思っていますので、誤解のないようにお願いします。

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1回目の記事と合わせて1,000万近い損失となり、しばらくは茫然として過ごしていましたが、忘れるしかないと仕事に集中しました。

ただ、株のために勉強した様々なことは、社会人として生きていく中で役立ってくれました。見るニュースの捉え方も違ってきました。高い勉強代でした。

そうして、経済の知識は溜まっていきましたが、「株取引をすると」いうことは意識の外に忘れて暮らしていました。

しかし7年後、管理人に逆襲のチャンスが訪れたのデス

(おしまい)

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