バブル崩壊で失敗しない方法【チューリップバブルからリーマンショックまでの8事例から検証】

バブルで失敗バブル

あなたは、バブル崩壊を経験した事はありますか?

リーマンショックがもう10年以上前ですので、経験していないと言う方も多いのではないでしょうか。

ただ、アベノミクスからの好景気も長く、2020年の五輪で好景気もひと区切りなのではないかとの噂も聞こえてきます

ニュース等でリーマンショックや平成バブル崩壊の被害の恐ろしさは伝え聞いていると思います。

バブルの被害
  • リーマンショックで退職金が半分に……..

  • 何となく株を始め調子に乗ってしまい、バブル崩壊で一夜にして借金生活に

  • バブル期にローンで家を買ったら、バブル崩壊で評価額が半値以下に

そこで本記事は、バブル崩壊前にそれを事前に察知し、失敗しない方法についてまとめています。

 本記事の内容

  • バブル崩壊で失敗しない方法

  • チューリップバブルからリーマンショックまでの8つの事例検証

  • 今はバブルなのか

あなたの大切な財産を守るため、ぜひ参考にしてみてください。

 本記事の信頼性

本記事は、複数の書籍やサイトより過去の8つのバブルを分析して考察しています。

また、私はライブドアショックで全財産の8割を失い、アベノミクスでそれを取り返した経験があります。

机上の理論だけでなく経験に基づく意見をまとめています。

参考記事 【初心者必見】株式投資で1000万円失った管理人が綴る失敗談
参考記事 株で大失敗した人でもリベンジできた話【その投資法も全部公開】

バブル崩壊で失敗しない方法

投機家は正しく将来を予測しても非現実的なほどそれが早く実現すると見積もることがある。

歴史家  ジェイムズ・バカン

究極のバブル防止策は一切投資をしない事ですが、それでは面白くありません。

バブルは恐ろしいものですが、うまく利用すれば資産を築くことができます。

では、どうすればバブルの崩壊を回避して資産を増やす事ができるのでしょうか。

結論は、

6つのチェックポイントからバブルの危険度を測り、投資額を調整していく

「6つのチェックポイントからバブルの危険度を測り、投資額を調整していく」

ことです。

歴史が証明しているように、人間は何度失敗しても繰り返しバブルを発生させ、その都度一定数の人が破産しています。

年代名称場所
1673年頃 チューリップバブルオランダ
1717年頃ミシシッピバブルフランス
1720年頃南海泡沫事件イギリス
1870年頃ウサギバブル日本
1920年頃狂騒の20年代アメリカ
1987年頃平成バブル日本
1999年頃ITバブルアメリカ
2006年頃住宅バブルアメリカ

そこで、歴代のバブルの特徴から、事前に危険を察知し、危険度に合わせて投資額を抑制していくのです。

早速そのチェックポイントを見ていきましょう。

1.バブルを正当化する革新的な技術や新しい理屈がある

歴史を紐解くとバブルが発生する陰には、「これがあるからこれから世の中が革新的に変わる」と信じられるような革新的な技術や高すぎると考える人を説得する「新しい理屈」がありました。

  • ミシシッピバブル
    無限の可能性を秘めた新大陸(アメリカ大陸)への夢。

  • アメリカ狂騒の20年代
    アメリカは、イギリスから世界最大の工業国の地位を奪い、永遠の繁栄が約束されている。
    FRB(連邦準備制度理事会)ができ、景気の調整をしてくれる機関ができたことで景気循環のない新時代が来た。

  • 平成バブル
    日本の経済は世界一で21世紀は日本の時代だから地価や株価が高いのは当然。
    日本は狭いのだから土地が値上がりして当然。

  • ITバブル
    ITは夢の技術。経済成長と同じスピードで企業の生産性が効率化していけば、永遠にインフレなき成長が続く事になる(ニューエコノミー)

確かにその時には「これで世の中が劇的に変わる」、「新しい時代が来た」と世間が騒ぎますので信じたくなってしましますが、投資家は冷静にならなければなりません。

ITバブルのように、後から考えれば当時の株価の上昇が正しかったと証明される事があります、結果的に正しくてもそれは急ぎ過ぎているのです

2.金融が緩和されている

バブルと金融政策は密接に関係しています、結果として金融が緩和され続けていることが多いです。

3.全員参加型でこれまで投資をしていなかったような人も投資をする

靴磨きの少年

「靴磨きの少年」の話が有名ですが、これまで投資をしなかったような人が、訳知り顔で株を語り出したらそれは危険な信号です。

最近ではあの週刊誌が株の特集をやり出したら、好景気は終りだなどとまことしやかに言われております。

バブルの一つの特徴として、社会全体が浮かれる結果、そのような事態が起きます。

4.投機の熱狂が過熱するに従って、投機の対象になる銘柄の質が低下していく

  • チューリップバブル
    最初は「無窮の皇帝」など希少な球根のみが高値で取引されていましたが、最後には普通の球根まで高額取引の対象となっていました。

  • 平成バブル
    最初は東京の一等地がターゲットでしたが、段々田舎に波及して行きました。 億を超える住宅が並ぶ 「チバリーヒルズ」なんてのもありましたよね。

  • 南海泡沫事件
    その名の通り、(嘘だが)夢のある南海株式会社だけでなく、嘘八百を並べた実態のない泡沫会社郡の株も高値で取引されました。

このように人々が熱で浮かされた結果、後から考えると考えられないような物が高値で取引されるのです。

5.悪質な詐欺が横行

猫も杓子も投資を始める事から初心者をカモにする、悪質な詐欺が横行するのも特徴です。

6.バブルの崩壊のキッカケは政府の金融政策である事が多い

  • 平成バブル
    バブル崩壊は、政府の土地売買課税強化が発端でした。

  • ITバブル
    崩壊時、FRBは徐々に金融を引き締めています。

  • アメリカの住宅バブル
    リーマンショックは、FRBの金融引き締めにより、住宅の価格の上昇が止まり、サブプライムローン焦げ付いたことが原因でした。

  • うさぎバブル
    政府の条例「兎取締りの儀」で兎の保有に税金をかけたことにより崩壊が始まっています。

このように、政府や銀行の金融政策がきっかけでバブルが崩壊する例は多いです。

バブル崩壊

さて、いかがでしょうか。

これらのバブルとその崩壊の特徴をしっかりと頭に入れておけば、今後バブルが発生したとしても最悪の事態にはならないのではないでしょうか。

結論だけ言われてもいまいちピンとこないんだよな。
もっと具体的に知りたいよ。

そんな方の為に、次に上記の結論を出すために参考にした8つの事例を具体的にご紹介します。

チューリップバブルからリーマンショックまでの8つの事例検証

チューリップバブルからリーマンショックまでの8つの事例検証

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

初代ドイツ帝国宰相 オットー・フォン・ビスマルク

頭ではわかっていても、実際に発生するとつい騙されてしまうのが人間です。

南海泡沫事件では、あの天才ニュートンも失敗しており、こんな言葉を残しています。

ニュートン
ニュートン

天体の計算ならできるが群衆の狂気は計算できない

ITバブルの当初、FRBのグリーンスパン議長は批判的な意見でした。

グリーンスパン議長
グリーンスパン議長

「根拠なき熱狂」だ

しかし、いつまでたっても値下がりしない株価に前言を撤回しました。

 グリーンスパン議長
グリーンスパン議長

我々は「100年に一度の技術革新」に遭遇しているのかもしれない。
この相場は、「生産性が高まった結果」なのかも。

いかにバブルをバブルと認識するのが難しいかを物語っていますよね。

そこで過去の代表的な8つのバブルについて、その歴史的背景や当時信じられていた理念、バブル崩壊の原因についてまとめました、ぜひ歴史から学んでください。

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工事中 平成バブル

各記事の最後にチェックポイントを使ったバブルのチェック結果を載せています。

今はバブルなのか

四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う(This time it’s different.)」である。

ウォール街の伝説的なファンドマネジャー サー・ジョン・テンプルトン

さて、それでは今はバブルなのでしょうか。

答えは……..

「そんな事は誰にもわからない」

です。

ITバブル崩壊後の2002年にFRBグリーンスパン議長は名言を残しています。

グリーンスパン議長
グリーンスパン議長

バブルは崩壊して、初めてバブルと分かる

グリーンスパン氏は、米国史上前例のない5期目の連邦準備制度理事会議長に任命され、巧みに市場金利を望ましい水準に誘導した手腕から「金融の神様」「マエストロ」と呼ばれていました。

そんな人が言っているのです、一般人のわれわれに分かるわけがありません。

おいおい、じゃあ、前半のバブルのチェックポイントはなんだったんだよ

との声が聞こえてきそうですが、すみません「誰にも予想できないのが相場」は大前提なのです。

極端な話、明日政府の緊急政策が発表されて、相場が大暴落するかもしれません。
明日ホリエモンが逮捕されてライブドアショックが起きるかもしれないのです。
または、明日天災が起きるおきるかもしれません。

このように誰にも予想できないのが相場ですが、 資産を増やすためにリスクを取るのです。

それ故に投資は余裕資金で行う必要があります。

前述のチェックポイントは、そのリスクを取る部分の参考情報として使用してください。

この場でチェックポイントを使って私の考えを言うことはできますが、それでは意味がないと考えています。

世間の流れに乗って (人の言うことを聞いて)投資をすると失敗するというのがバブルの歴史が教えてくれる教訓だからです。

ですから、本記事のチェックポイントを使い、自分で考え、自分だけの判断することが重要となります。

バブルは儲かる

ここまでバブルの危険性に着目して書いていますが、「バブルの初期から崩壊寸前までが一番儲かる」ことはまぎれもない事実です。

うまくバブルの波にのり儲けたいものです。

そこで重要なのがゴール設定です。

南海泡沫事件で、天才ニュートンはいったん売却して利益を確保した南海会社の株を後に再び高値で購入してしまい、その結果失敗しています。

ニュートン
ニュートン

ナンピン買いまでしちゃったんだよね…….
10億円ほど吹き飛びました。

ゴール設定例
  • 目標金額に到達したらその相場はやめる。

  • 自分の判断する危険度に従い投資資金を絞っていく。

このように、目標や方針を明確にし、それを順守する鉄の意志が勝つためには必要です。

バブルでは相場参加者はみんな一時は儲けているはずです、しかしいつまでも同じリスクを取り続けるため、最後は負けてしまうのです。

本記事作成の参考にさせていただいた、エドワード・チャンセラーの「バブルの歴史」という本の副題がそれを端的に表しています。

最後に来た者は悪魔の餌食

最後に

ここまでの話をまとめると次のようになります。

バブル崩壊で失敗しない方法まとめ
  • いつ何が起きてもいいように投資は余裕資金で行う

  • 本記事のバブルチェックポイントからバブルの危険度を測り、危険度に応じて投資額を調整していく

  • バブルを利用して思い切り儲ける! ただし、ゴールを設定して、ちゃんと離脱すること。

人の意見を鵜呑みにして、思考停止で投資するのは危険です。

少なくとも本記事を見ていただいた方は、バブルチェック法も過去のバブルの経緯もご理解いただけたと思いますので、何も考えずに全財産を投資ってことはしないはず。

本記事があなたのリスク管理の一助になりましたら、こんなにうれしい事はないです。

バブルチェックポイント
  1. バブルを正当化する革新的な技術や新しい理屈がある

  2. 金融が緩和されている

  3. 全員参加型でこれまで投資をしていなかったような人も投資をする

  4. 投機の熱狂が過熱するに従い、投機の対象になる銘柄の質が低下していく

  5. 悪質な詐欺が横行

  6. バブルの崩壊のキッカケは政府の金融政策である事が多い

また、次の記事では今回のバブルの事例を含め、失敗しない株の始め方をまとめていますので、これから株を始めようと考えている方はチェックしてみてください。

バブル関連記事一覧

バブル崩壊で失敗しない方法【チューリップバブルからリーマンショックまでの8事例から検証】
チューリップバブル | 最古のバブルから学び仮想通貨の未来を解く
うさぎバブル | 殺人や放火まで引き起こした壮絶なバブル
ITバブル | 過去から学び第2のITバブルに備える
どうすればリーマンショックを受けずにすんだのか 【バーナンキ議長を疑え】
ミシシッピバブル | ジョンローのフランス乗っ取り計画
南海泡沫事件 | バブルの起源と天才ニュートンの失敗
狂騒の20年代 | 靴磨きの少年を見つけるための8つのポイント

参考

本記事作成にあたり次のサイト・本を参考にさせていただきました。

新訳 バブルの歴史 ──最後に来た者は悪魔の餌食

なぜ、バブルは繰り返されるか?

ペペラのバブル物語〜経済&金融バブルをわかり易く解説〜

(おわり)

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