前田裕二さんの『メモの魔力』をご存知でしょうか。
購買ユーザ数は30万と言われているビジネス書でありながら40万部以上売れている大ベストセラーです。
今回はこの『メモの魔力』の手法に「ブログ」を活用することで効果が倍増する、大袈裟に言うなら「人生を好転させる魔力が宿る」事についてまとめました。
✓ 本記事の内容
- メモの魔力の超要約
- メモの魔力の手法はブログ活用により効果が増幅される
- ブログにも人生を好転させる魔力が宿っている
「メモの魔力」をベースに考えましたが、もう一つの著書「人生の勝算」さらには動画、Web記事などをチェックし、それらの前田裕二のエッセンスを抽出した上での結論です。
このブログの魔力により、私の人生は好転しました。
6分ほどお付き合いください。あなたの人生が好転するヒントがつかめます。
『メモの魔力』の要約

まずは254ページもある『メモの魔力』の要約です。
メモを取る事で人生で起こる全てを学びの機会にする
その全編を通して言っている事を要約すると

日常で起こった事をただボーっと眺めているだけではもったいない、それをメモして何か自分の人生に活用できないか考えよう。それを継続することで人生は豊かになる
となります。
メモの取り方にコツががあり、次の3ステップで実施します。
- 事象 :日常で自分の感情がゆれ動いた事象(ファクト)をメモする
- 抽象化:そのメモでは終わらずにその事象から学べる事を書き出す
- 転用 :最後にその学びを自分の人生に活かせないか考える
例:前田裕二さんの運営するSHOWROOMに活用
1.事象 :
チラシにアメをつけると、大阪では東京の3倍受け取ってくれる
2.抽象化:
アメと言う具体的なメリットがきいている。大阪では東京より直接的で目に見えるメリットに弱い
3.転用 :
同様の事象がないかSHOWROOMの地域別の課金データを調べてみる。
そうすると、大阪は他の地域にくらべて課金率が低い事がわかった。大阪人がケチなわけではない、吉本新喜劇など「面白い、価値がある」と分かっているものにはお金をだしている。
⇒ そこからリアルの劇場では人気すぎて全員が入れないような芸人のライブをSHOWROOMで生配信すると大阪では受けるのでは?とのアイディアが生まれた。
大事なのは「ふーん、アメをつけると大阪は東京の3倍チラシを受け取ってくれるんだ。」で終わらない事です。
自分の人生のコンパスを見つける
前田式メモを自己分析に使い、自分の軸(人生のコンパス)を見つけることが、人生の成功への近道である。人生のコンパスは、日常すべてを気づきの場に変えるモチベーションの源(熱源)になってくれる。
この事を本文中で言葉を変えて繰り返し述べています。
では、前田さん自身の自己分析のサンプルを見てみましょう。
例:前田式メモでの自己分析(前田裕二 Ver.)
質問:幼少期に苦しかった経験は
1.事象 :
お金がなくて塾に行けないが、塾に行っている子の方がどうしても賢い。でもその後、死ぬ気で勉強して追い抜いた。
2.抽象化 :
運命を努力で覆したい、逆境はばねになる事を証明したいというのが自分のモチベーションになっている
3.転用 :
このモチベーションを原点に置いておけるような事業を創る。こういった憤りを持っている人に自分の体験を伝えて勇気を与える。
ポイントは具体的に何をするか、まで書くことです。
自己分析の質問は一般的な就活本などにある質問でいいと思いますが、親切にも『メモの魔力』の巻末には「自分を知るための【自己分析1000問】」がついています。
ちなみに前田裕二さんの人生の目標は、「努力がフェアに報われる社会を作る!」です。
それを実現するためにSHOWROOMの発展に圧倒的熱量で取組んでいます。
メモの魔力の手法はブログを活用してさらに生きる

メモの魔力の理論は素晴らしいのですが、人によっては次のような点が引っ掛かるのではないでしょうか。
1.メモを取るのがめんどうで続く気がしない
確かに物事をメモにとり、それを人生に活かそうと言う考えは素晴らしいと思うが、いちいちメモを取る事が続くとは思えない。人前で積極的にメモを取るのは恥ずかしい。
2.転用する先がない
前田裕二さんはSHOWROOMというアウトプット先があるからいいが、普通の人はそれが見つけられない。
すぐにアイディアが生かせるような仕事をしていないし、仕事で改善したいと思わない。また、普段の生活ではなかなか学びを活かせる(転用できる)所が無い。
3.人生のコンパスが見つからない
掘り下げても、そもそもやりたい事がない。みつからない。
わたしもこんな感じでした。そんな人に提案したいのがブログを活用することです。
メモの魔力を活かし、行動に移すポイントは2つあると思います。
✓ モチベーション
✓ アウトプット
モチベーションがなければメモを取る気も起きないし、アウトプット先がないと転用する先が見つからなくてモチベーションが湧きません。
そこでブログをアウトプット先として、ブログを書くことをモチベーションとするのです。

ブログ始めるのも大変そうなんですけど
ブログを書き始める事も敷居が高いと感じる人もいるかもしれませんが、ブログ開設は簡単です。その気になりさえすれば、今からでも無料で始められますよ。
さらに、上手くいけば広告費としてお金までもらえます。月に100万円以上稼いでる人もいるのです。
最初のモチベーションはお金がいいと思います。
ブログ収入の素晴らしいところは上手く記事ができれば、私達が仕事していない間もサイトが働いてお金を稼いでくれるところです。
また、その上限は青天上です。月の売上が数百円の人もいれば一千万円以上稼いでいる人もいます。
もちろん、そんなに簡単に上手くは行きませんが、サラリーマンの給与体系に比べて夢があるのは事実です。
どうですか、モチベーションになりそうな気がしませんか?
なにか行動しないとなにも始まりません、そのとっかかりとしてブログは最適だと思います。
ブログを頻繁に書こうとすると私生活からネタを探す必要があるためアンテナが高くなります。
前田さん流に言うと「いつも毛穴むきだし」でなんでもアイディアに変えようと生活します。
自然とメモを取るようになります。読書の質も上がり、メモをどのようにブログに活かそうかと考える時点で「抽象化」も「転用」も行います。
そして、そのアウトプット(ブログ)は大袈裟に言うと全世界に発信していることになります。
徐々に自分のサイトのPV(ページビュー数)が上がっていくのは楽しいですよ。
前田式メモのとっかかりで躓いてしまう人は「ブログ」を活用して、始めの一歩を踏み出すを事をおススメします。
- 無料で始められる
- お金が稼げる
- 書くネタを得るために自然と勉強する
- 勉強を通じて成長できる
- 発信は楽しい!
ブログにも人生を好転させる魔力が宿っている

ブログの魔力をまとめると次の3ステップになります。
STEP1 ネタ探しのため、毛穴むき出しで生活するようになる
読書してメモ、日常の気付きをメモ。
ブログに書くことをモチベーションに自然とインプットが強化される。
STEP2 ブログ執筆
インプットをブログで書けるようなネタとする過程で、「事象」を「抽象化」し、「転用」を考える事に繋がりる。
STEP3 行動
ブログで書いた事や、ブログに書かないけど学んだことから新たな行動が生まれます。そしてそれがまたブログのネタになる。
ブログ執筆を続けていくと、ネタだしや書く方向性を決める段階で自然と自分を深堀することになります。そのようにしてやりたい事が見つかったら、それをまた記事にすればいいのです。

インプットの質を上げるためにはアウトプットが大事
「言語化しない目標はただの願い」です。
自分の人生のコンパスを言語化するアウトプット先として、世界に繋がっているブログという媒体は申し分のないステージだと思います。
とにかく何か行動して、昨日より1mmでも前進することが、人生を変えるコツだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
実際私はこのブログを通して、①学びの意欲が湧くようになり②自分の人生のコンパスを見つけ③その他の行動にも移せるようになっています。
定めたブログの目標は「私のような失敗をしている人を救う」です。
学びから始めた行動はつぎのようなものがあります。
- 読書をするようになった(月3冊くらい)
- Twitterを始めた(まだ見るだけ)
- 毎日20分ランニングをするようになった。
ブログのいいところの一つは「いくらでも後から修正できる」所です。
あなたもブログの魔力を使い、人生の修正に着手してみませんか。
最後に前田さんの言葉で締めたいと思います。
人生は素晴らしいものです。本当に、無限の可能性があります。必ずしも、今皆さんが向き合っていることがすべてではない。
無限の可能性の中で、自分の人生の幸せを最大化するものが一体何なのか、考えてみてほしいのです。
以上になります。
前田さん自身の生い立ちやエピソードに興味が出たかたは、次の記事で詳しくまとめていますのでこちらもどうぞ。
また、本記事で参考にした「メモの魔力」は本当に素晴らしい本でした、この本自体にも人生を変える魔力が宿っています。本記事で書ききれなかったエピソードなどもたくさんありますので、本記事の内容に共感するところがあった方はチェックしてみてください。