2022年1月、左腕から始まった症状がついに足に影響を及ぼし始めた頃、事件は起きました。皆様が私と同じような失敗をしないようシェアさせていただきます。
結論
当然、この話には教訓があります。というかそれだけ知っていただければ、いいのかもしれません。
- 風呂は熱いうちに入る。
- なかなかお湯が暖かくならない古い家では、 服を着ている段階でシャワーを出して暖かくなる事を確認してから入ること
お風呂で死にかけた話
1月の冷え込んだ日。家族がお風呂を入れてくれたが、パソコンいじっていてなかなか入らなかった。
ようやく区切りをつけて風呂に入るが湯船のお湯はだいぶ冷めていた。それでもウダウダだ入っていると体がだんだん冷えてきていた。
「もうだめだ」
諦めて風呂の栓を抜き、熱いシャワーを浴びる為、素早く湯船から出る。
凍えながらシャワーノズルを横に向けレバーを押すと、いつまでたっても冷たい水。

冷気で体が硬直、足も棒のようになって力が入らない。
フラフラとよろけ、立っていられなくなりお尻からお湯が抜けかけの湯船にダイブ!
奇跡的に無傷だったが、寒さで力が入らず、お湯の入っていない湯船から抜け出せない。
洗い場で出続けているシャワーからくる冷気が止まらない。
家の風呂は台所に温度調整スイッチがあり、それが電源オフになっているとお湯は出ない。たまに家族が間違えてオフにしてしまう。
もし電源オフ状態なら、シャワーの冷気はいつまでも止まらない。
冷気でますます冷えていく身体、震えが止まらない。死が頭をよぎる。
家族は離れた部屋なので、叫んでも無駄だ。

突然、シャワーがあたたまる。
電源は入っていた!
落ち着いて動き、なんとか湯船から脱出。温かいシャワーを浴びることができた。
思った以上に足が弱っていた、そして気づいた時にはもう遅い、ということになりかねない。
洒落にならないので、家族にはなかなか言えない
- 風呂は熱いうちに入る。
- なかなかお湯が暖かくならない古い家では、 服を着ている段階でシャワーを出して暖かくなる事を確認してから入ること
最後に
この2ヶ月後にもう一度死にかけています。そちらも同じような失敗をしないように見ておいていただければと思います 。
また次の記事では、 ALS の進行に伴い起きた「困りごと」に対する「私なりの対策」をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
現場からは以上です。
(おしまい)