以前は、好感度が低く、炎上芸人として散々な評価だった西野亮廣さん。
ところが炎上しながらも、コツコツと実績を積み重ね、現在は「えんとつ町のプペル」の絵本と映画の大ヒットなど、もはや覆せない高評価を手に入れています。
そんなブレない天才・西野亮廣はどの様な教育を受けてきたのでしょうか。
- 天才・西野亮廣を育てた教育
- 「現代の偉人」の受けた教育の共通点
- 学歴は関係ない?
西野家の教育
西野さんの書籍やブログやnoteで公開されている情報によると次のような特徴があります。
①褒める
「すごいね」とか「やるね」とか、ずっと褒められて褒められて育った。
②好きなようにやらせる
何をしても止められずに、「もっともっとやれやれ」って言われて、育てられた。
③考えさせる
父親が三国志などの戦国全般が好きで家に軍師の戦略などが記された本がたくさんある環境。
西野さんの名前の「亮廣」の「亮」は、賢い子になってほしいとの願いを込めて、『三国志』の「諸葛亮(孔明)」からという字をとった。
名前の縁もあり、家にある本を読み漁り、戦術を調べるのが大好きになったそうです。
そこから戦略や戦術を考えるのが好きな子になっていきました。勉強はできませんでしたが、ボードゲームが得意で、オセロはプロ顔負けの実力。
西野家の教育方針を表すエピソード

西野家の伸び伸びと自由にやらせる教育方針をあらわすエピソードがnoteに公開されていました。
幼少期、西野少年が、軽石で家の前のアスファルトに「チンコ」とか「ウンコ」とか落書きしまくって近所からクレームが来たことがありました。
玄関先でお父さんとお母さんが「これは公共の場だぞ、何してんだ?!」と怒鳴られていたそうです。
西野少年は怒られることを覚悟していたのですが、おとがめなし。
翌日、お父さんが会社からコピー用紙を大量にもらってきてくれて「お前はそんなに絵が描きたいんだったら、ここに描いた方がもっと描きやすいぞ」
そして西野少年がそこに絵を描くとめちゃくちゃ褒めてくれたそうです。

ここに書くと褒められる
味をしめた亮廣少年はそれから紙に絵を描くことが大好きになったとか。
基本的に「ダメだ」「やるな」でなく、上手く誘導し、褒めていいところを伸ばす教育方針でした。
「すごいね」とか「やるね」とか、ずっと褒められて褒められながら、あまり裕福ではありませんでしたが、あの手この手で、とにかく伸び伸びやらせてくれたそうです。
参考:note「キングコング西野の親は、西野をどう育てたのか?」
「現代の偉人」の受けた教育の共通点

西野家の教育の特徴は、孫正義、落合陽一といった現代の偉人の受けた教育と非常に似ています。
①褒める
1代でソフトバンクを築き上げた孫正義さんも幼少期は父親から褒めて褒め倒されたことで有名です。小学校くらいから怒られた記憶がないそうです。
関連記事 孫正義を育てた天才教育【高い志、考えさせる、褒める】
②考えさせる
孫正義さんは小学生の時に父から「喫茶店を繁盛させるためにはどうすればいいか?」と問われコーヒー無料券のアイディアを提案し店を繁盛させたとのエピソードがあります。
正義さんの父・泰蔵さんは意図的に子供を子供扱いしないで、答えのない質問をするようにしていたと言います。
落合陽一さんの父・作家の落合信彦さんも子供を子供扱いしない人でした。
「小泉についてどう思う」など子供相手でも時事ネタの会話をして、中途半端な受け答えをしようものならケチョンケチョンに論破されたのだとか。
そのような環境から陽一さんは子供ながら自分で調べつくして考え抜いてから議論に臨むようにしていたそうです。
関連記事 落合陽一を育てた天才教育【子供扱いしない、自由、褒める】落合信彦の名言
現代の日本で活躍している人の家庭の教育に共通しているのは、「伸び伸び自分の力でで考える」ように育てている事です。
「ああしなさい、こうしなさい」と指導するのでなく、子供の中にある力を引き出すイメージですね。
学歴は関係ない?

西野さんは高校卒業と同時に吉本のNSCに入学していますので学歴は「高卒」、若干コンプレックスがあるようです。
ところが、現代の偉人を見ると、普通に大学を卒業している人は少ないことに気付きます。
ホリエモン:東京大学中退
孫正義 :高校中退(その後アメリカ留学)
柳井正 :早稲田大学卒業
西野亮廣 :川西緑台高校卒業
落合陽一 :筑波大⇒東大博士修了(東大失敗で一浪)
メンタリストDaiGo:慶應義塾大学修士課程中退(東大失敗で一浪)
スティーブ・ジョブズ :リード大学哲学科中退
ビル・ゲイツ :ハーバード大学中退
マーク・ザッカーバーグ :ハーバード大学工学部中退
イーロンマスク :スタンフォード大学の大学院中退
ジェフ・ベゾス :プリンストン大学卒業
こうしてみると、現在日本活躍している人物やITで世界を席巻している企業のカリスマトップは「大学を普通に卒業していないという共通項がある」とさえ言えます。
これが何を表しているか?
ホリエモンのように「すべての学校教育は洗脳で無駄だ」とまで言う気はありませんが、通常決められたレールを疑い、人になんと言われようとも自分の頭で「考え」「判断し」「行動」できる人が現在の地位を手にいれていると言えます。
そしてそれが養われるのは、小・中・高の普通の学校でされている右へ倣えの教育ではなく、今回ピックアップした「褒める・考えさせる」といった、自主性を育てる教育なのではないでしょうか。
西野さんが今後ますます活躍し「イノベーションを起こすのに学歴は関係ない」を証明し続けてくれることを願っております。